結果を出して物申す

 「現状打破しようと思って、上司に新しい提案を一生懸命するんですが、全然取り上げて

もらえないんですよね」
先日こういう相談を受けました。
これって、上司に余程卓越した才能がないと取り上げてもらえる事は少ないです。
何故かというと、前述の彼は現状の数字が悪いから、目先を変えようとしているわけで。
今が悪いから何とか打破したい、そのため新しい提案をする。
その気持ちはよく分かるのですが、上司の気持ちとしては現状の業績が悪い彼の提案よりも
目先の今の業務をきちんとこなせと言いたくなります。
上司っていうのは、結果を出している人間が多少のサボりをしていても大目に見ます。
逆にどんなに頑張っていても、結果が伴わない人間の評価は低くしがちです。
僕も若い時に悪い現状を変えるには新事業しかない!と息巻いて、様々な新案件を当時の
上司に提出しました。
しかし、ことごとく却下されました。
その時はくさりましたが、でも今思うとそんな事よりも現状をしっかりやる事が大事で
あったし、それ以上に今お金を稼いでいない人間の正論なんか正論に聞こえる訳がないと
思います。
だからこそ自分の信念を通すためには、まずはどんな業務においてもきちんとした結果を
出すことが大事です。
会社に対して、有益な結果を導いてくれる人間を会社は決して疎かにはしません。
結果を出し、会社を改革する。
改革をしたいのであれば、現状でまずは結果を出す。
まあ、能書き言っても始まらないと大人はみんな思っているという事です。
そう思うと強くなれます。
JUGEMテーマ:ビジネス
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