お客さん思いはどちらの方か

 卸の営業に取って大切な仕事の一つとして、「お客さんにいくらの卸値で買って
もらうか」があります。

値決めというものは、お客さんが喜ぶと会社の利益の狭間でギリギリバランスを
取ることが大切であり、そのポイントを見極めるのが営業という仕事の妙味です。

どちらも限られた枠の中における最大値でなくてはいけません。

それに気付いていない営業マンは多いです。

安くすれば、値引きすれば、お客さんは喜んでくれる。
そう思っている営業マンは多いです。

逆に会社の理屈ばかり、お客さんに押し付ける営業マンもいます。
それもお客さんから見ると支持しにくいです。

お客さんの言う事を全て聞くだけの営業マンは、最終的にはお客さんは選びません。
それはお客さんというのは自分の期待を超えた時に、お金を払おうとするからです。

本当にお客さんの幸福を考えて、提案する。
それは時にはお客さんの要望に反するかもしれません。
でも、お客さんにこちらの真意が伝わった時、確実にお客さんはその営業マンから
モノを買ってくれます。

安売りではお客さんは感動しません。
そういう営業マンは営業マンとは言いません。

こちらも儲かりながら、お客さんにも喜んでもらう。
これを常に念頭においてください。
それが大切であり、普遍、この商売の原理原則なのです。

JUGEMテーマ:ビジネス
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