米中、そのどちらとも均衡を日本は保つべきだ

僕はアメリカのカルチャーは好きだ。

小さい頃からアメリカの音楽を好んでよく聴いたし、ファッションもアメカジやトラッドは好きだ。

でもよく考えると、それって小さい頃から日本にそれが輸入されてきていたからじゃないのかな?

小さい頃から学校でアメリカは日本の同盟国で、ソ連は怖い国だと教えられてきた。

いわゆる西側の民主国家は仲間で、東側の共産国家は敵です、と僕らは刷り込まれて育った。

その事に疑いも持たなかった。

でも、大人になった今思う。

それって本当なのかな?

アメリカは仲間のはずなのに、なんで日本に対して色々難題を押し付けて来るんだろう?と思う。

そして日本の政治家の人達はなんでアメリカの言う事に、唯々諾々と従うんだろう?

仲間じゃないよな、それって、と思う。

それって、思考停止の家来じゃないのかなとさえ思う。

閑話休題。

台湾有事があると思うか?ないと思うか?と僕に聞いてくる人がいる。

僕は「ないと思う」といつも答える。

アメリカにとって、日本、朝鮮半島、台湾は防波堤であり、緩衝地帯である。

そしてそれは中国にとっても同じ事だ。

モザイク、グレーな部分があるからこそ社会は成り立つ。(これは僕の経験則に基づく持論だ)

極東アジアにおいてこの3国が存在する限り、僕はこの地帯では戦争は起こらないと思う。(もちろん努力は必要だ)

そんな微妙なバランスの上に日本は立ち、また大国のエゴにさらされている事を僕たち国民は忘れてはならない。

そして、逆にこの事を利用して、僕らはアメリカとも中国とも均衡を保ち、自国の利益を保って行けばよいと思う。

どっちかに過度によってはダメなのだ、と声を大にして言いたい。

火種を作る要因は、実は我々日本になってしまうかもしれない。

それだけは避けなければならない。

そういう意味でも最近の日本政府には危機感を覚える。

上記の質問をしてくる人に僕はいつも言う。

「中国が怖いって言うけど、僕はアメリカも怖いよ」

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